2007年02月26日

善き人のためのソナタ Das Leben der Anderen

第79回アカデミー賞外国語映画賞受賞しましたね〜。おめでとうございます。
とまどうオヤジ萌え爆裂の人間ドラマとして楽しんでしまった作品でございました。アナ・ファンダーの「監視国家」(白水社)で読み知った地名やら小ネタがとても鑑賞の助けになりました。
以下ややネタばれ感想。
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2007年10月18日

Der Deutscher Herbst

普通にドイツの秋といったらビールだ!オクトーバーフェストだ!と脳天気に呑んだくれたくなるのですが、定冠詞つきとなると、途端に物騒な話題になるわけで。

ちょうど30年前の1977年、終身刑判決が下った極左組織ドイツ赤軍(RAF: Rote Armee Fraktion) リーダーのアンドレアス・バーダーらの釈放を求めて西ドイツでテロの嵐吹き荒れた秋が「ドイツの秋 Der Deutscher Herbst」。判決後からRAFによる要人殺害が相次ぎ、9月5日には経営者団体連合のシュライヤー会長誘拐。バーダーら収監中のRAFメンバーとの交換を要求するも、政府はそれに応じない。10月13日、今度は仲間のパレスチナゲリラ4人がマジョルカからフランクフルトに向かうルフトハンザ機ランツフート号をハイジャック。乗客乗員87名を人質に、バーダーらの釈放を要求。ランツフート号はマジョルカからローマ、キプロスを経由してドバイへ、さらにバーレーン、イエメン南部アデンと迷走。アデンで悲劇。頑として連邦政府は屈せず、結局10月17日ソマリアのモガディシュに着陸したところでドイツ特殊部隊が突入、ハイジャッカー3人を射殺、1人確保。そのニュースが知れ渡った直後、収監中のRAF中心人物アンドレアス・バーダー、ヤン=カール・ラスペ、グドルン・エンスリンの3人が獄中自殺したのが、10月18日。19日、シュライヤー会長の遺体発見。この1977年9月から10月の約6週間を Der Deutscher Herbst という。
(迷走ルートは Flugzeugentfuehrung der Landshut - Wikipedia 参照。)

区切りのよい年ということもあり、オンラインで見られる限りでも秋口からドイツ各紙で30年前の事件のちょっとした特集があったり、ベルント・アイヒンガーが "Der Baader-Meinhof Komplex" 製作に着手していたりします。ランツフート号ハイジャック事件も "Mogadischu Welcome" というタイトルで90分のTV映画化の企画があって、この10月下旬から撮影、2008年春にドイツARDで放映予定。機長役にトーマス・クレッチマン。おおお、機長の制服姿で男前度3割増!のはず!……なんだけど……過酷な運命が待ち受けているお人役が多いっすね、クレッチマン。危機管理にあたりテロリストの要求をはねつけるヘルムート・シュミット首相役はクリスチャン・ベルケルですとー。観たいなあ。
ラベル:Thomas Kretschmann
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2007年12月04日

もみあげクレッチマン

ドイツの俳優PRエージェント Artist Network サイトのニュースに早くもトーマス・クレッチマンの "Mogadischu" ランツフート号機長姿がリンクで紹介されてます。1個目の Hier リンク先画像、もみあげが見事に'70年代です。ふはははは。乗客はベルボトムだったりしそうだ〜。2個目の Hier リンク先FAZ(ポップアップ広告が非常にうざいので注意)は脚本家モーリス・フィリップ・レミーによるランツフート号ハイジャック事件のリサーチについての談話中心。作品としては、かなり機長に焦点を当てている模様。楽しみ。
"Mogadischu" のネタばれ内容(1977年の史実に基づくドキュメンタリードラマなので)はこちらをどぞ。1977年「ドイツの秋」についてはTB参照。


クレッチマン、TV映画(ProSieben で放映予定)でジャック・ロンドン原作の帆船モノ "Der Seewolf" リメイクのラーセン船長役も決まってますね。監督 Stephan Wagner 、脚本 Holger Karsten Schmidt (FFF Bayern参照)。 "Der Solist" 3, 4作目の監督&脚本&主演ふたたびといった風情。
なぜかドイツではZDFでも "Der Seewolf" をリメイク、こちらは Mike Barker 監督、セバスチャン・コッホがラーセン船長役で'08年4月から撮影(Artist Network参照)。
どっちの企画もゴージャス!!
ラベル:Thomas Kretschmann
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2008年02月13日

ヒトラーの贋札

第二次世界大戦末期にナチ親衛隊主導で、連合国の経済撹乱をもくろんでポンド紙幣・ドル紙幣を大量偽造、という実話に基づくらしい話。原題 Die Fälscher 、英題 The Counterfeiters とあるように、偽造に関わった面々を描いたドラマ。

くまんちゅうさんの感想を拝見してこいつぁ面白そう、と観に行ったドイツ/オーストリア作品。面白かった!これにもドイツのTV局ZDFが製作に絡んでました。
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2008年08月07日

ゲロルト!!

遅ればせながらドイツ映画 "Pope Joan (Die Päpstin)" にDW出演のニュースに狂喜。

9世紀、奇しくもシャルルマーニュ(カール大帝)の治世が終わった日に生を受け、矛盾に満ちた世の中で知への焼けつくような渇望を満たすため、女としての生活を捨て戦乱のフランク王国で叡智を求め行き着いたローマでついには教皇にまで登りつめたといわれるある女性の物語「女教皇ヨハンナ」映画化が実現、なんとなんと、ゲロルト役にDWとな!
ゲロルトは、フリジア(今でいえばオランダのあたり)の辺境伯。対ノルマン人防衛線担当ってことね。紅毛碧眼ヒゲあり長身(普通の人より頭一つ分くらい高い)の美丈夫。どんな性格の人かはドナ・クロスの原作を読みたまい。悶絶モノ。Knight というより Paladin と呼びたいお人。
原作は歴史物といいつつハーレクインに片足つっこんでる印象、というか、藤本ひとみ調なかんじなので読みやすいと思います。

「西洋騎士道事典」(原書房 旧版)ではシャルルマーニュの項で、

(中略)伝統的民族衣装――紐編みの深靴、交差ガーターでとめた深紅の長靴下、亜麻の衣服、白色もしくは青色の方形マント――を好んだ。


なんて服装の記述があります。


↑この本の説明によれば、この表紙の図は、9〜10世紀中頃ノルマン人の脅威に対する守備側の図。歩兵は10世紀初期のフランス人地方歩兵(徴集された農民)、騎乗の人が9世紀末頃の北フランス人騎兵(鎖帷子のスリットが横なので歩兵として戦うらしい。完全に騎馬兵だとスリットが前後についている)、マントの人が9世紀後期のカロリング朝貴族(服は結構ビザンチン風、剣はスカンジナビア風)だそうな。

DW@ゲロルトの服装をLOTRに例えてみると、地元では野伏風、ローマではゴンドール+ビザンチン風、戦闘時は騎乗して鎖帷子&槍でローハン風なかんじになるのでは。WETAじゃないからそんなに細かく考証しないような気もしますが。
ともあれ、DWの喧嘩剣法も堪能できそう。まがりなりも剣と馬OKだと役の選択肢が増えるもんですね。


製作会社 Constantin Film のサイトの Kino > in produktion か、まだ中身はないけど Die Päpstin 公式サイトに今後いろいろ情報が記載されると思います。撮影がこの8月から11月らしいから、年末あたりには画像がでるかな。わくわく。
ラベル:David Wenham
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2008年09月30日

我が教え子、ヒトラー/スターリングラード

「ワルキューレ作戦」でヒトラー爆殺未遂があった年1944年の暮れから1945年元旦の5日間の物語。総統ご本尊の出来はどうであれ「国民に向けての力強い新年の演説」を演出しようと画策するゲッベルス、やる気ナッシングなヒムラー、ノンケとは思えないほどに総統ラヴなシュペーア、そして無体な演出作戦の演技指導にかり出されたユダヤ人の俳優で演劇教授のグリュンバウム、といったおっさんたちが非常に人間臭い、コメディ仕立ての風刺劇。融通がきかない、規則に超几帳面で書式ひとつのために体張っちゃうドイツ軍人がまた。ヒトラーの愛犬シェパードのブロンディちゃんはメスだったはずだが、なにやらマウンティングしてますな(笑)。

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ラベル:Thomas Kretschmann
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2008年11月02日

耳のないウサギ Keinohrhasen

ドイツ映画祭2008出品作。ティル・シュヴァイガー製作監督・主演のラブコメ。ご自分のイジリどころを心得てて、面白かった〜!ガタイのいいティルが三輪車で二ケツしてたりミシンかけてる姿だけでもウケてしまう。ゴージャスな人脈と家族使い倒し!ケツプリのサービスつき(笑)。保育園のおこちゃま達がキュート!なんだけど、大人げないオトナのてんやわんやという全体の内容からすると、日本公開の場合R指定かな…よくてPG指定だけど、親子でこの映画鑑賞っつーのもちとナニです。これはやっぱ若いカップルか30over向け。しかしティルのトシで30そこそこの男役って…甚だしく違和感があるって訳じゃあないところが、なんかくやしい(笑)。
豪映画 "Better than Sex" と同系統の、男女の仲は体だけか、それだけでなくて精神的な相互理解も両立可能かという作品。登場人物はおこちゃまも含めて大半が非常にコミュニカティブな人たちなので、屈託なく楽しく観ていられる。
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2009年01月29日

Mogadischu

トーマス・クレッチマンの機長姿(これで陸海空の captain 制覇だね)目当てでDVD鑑賞。1977年の「ドイツの秋」、極左組織ドイツ赤軍主要メンバー等同志の釈放を要求するパレスチナゲリラによるルフトハンザ機ランツフート号ハイジャックという史実に基づいたドラマ。乗客乗員の身の安全に粉骨砕身したシューマン機長に捧げる作品でございました。
当時の報道映像もまじえ、緊迫感あふれるサスペンスドラマ。民主主義の自由解放を賭けてテロに屈せず様々な手段を模索するシュミット首相が漢前。ランツフート号乗員のプロ根性もナイス。ヒューマンドラマでもあって、機内でのやりとりに時折ほろりときます。乗っ取り犯リーダーの描写が意外に人間くさくてよかった。

閉塞感漂う機内の映像(実際にボーイング使って撮影)とか、CG合成だと思うが砂を巻き上げ着陸する機体映像も見事。

そして、これもビバ!おやぢ!作品でした。シュミット首相役のクリスチャン・ベルケル、次官ヴィシュネフスキ役のユルゲン・タラッハをはじめ首相官邸におやぢわんさか。首相と次官が du を使う俺お前な仲なのに萌えました。さすが全権大使として派遣するだけのことはある。それから、ミュンヘンテロの雪辱を誓いGSG9を束ねるヴェゲナー役ヘルベルト・クナウプのきびきびとした渋かっこよさに昏倒。

ドイツ語に難儀していまいち南イエメン軍とドイツ赤軍とパレスチナゲリラの力関係がよくわかってない…この三者は左派だしひそかに仲良しさんという理解でいいんだよね?あと、東西冷戦時代でも西ドイツ→東ドイツ→ソ連→南イエメンの外交ルートがあったってこと?
ああ、ドイツ語部分にも字幕があれば。日本版DVDが出ると一番いいんだけど。90分ドラマと聞いていたけど、実際は108分ともう少し長尺。

▼▼▼以下ネタバレ感想▼▼▼

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ラベル:Thomas Kretschmann
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2009年05月11日

「ハイジャック181」8/5発売

ヘルベルト・クナウプ検索してたら、うれしい情報を発見。
独TV映画 "Mogadischu" が日本でも8/5DVD発売!タイトルは「ハイジャック181」のようである。
DVD ハイジャック181 - allcinema
181ってのは、ハイジャックされたルフトハンザ航空LH181便のことだわね。字幕だけではなく日本語吹替もあるので、話の全容がこれでわかる〜ありがたや。
ラベル:Thomas Kretschmann
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2009年07月27日

カリスマくれっち

ローラント・ズゾ・リヒター監督作のドイツTV映画 "Die Grenze"、うおぉ、もうトレイラーができてる!
Die Grenze - teamworx
なにこのグッドルッキングでうさんくささ爆裂な白スーツクレッチマン!くれっちとベンノ・フユルマンの2ショットに鼻血噴きそうです。なにげに肩に置く手がやらしげ。二人は「敵」と書いて「友」と読むような間柄の役らしいです。くれっちは近未来のカリスマ極右党首役だそうですが、これもなんか死亡フラグくさい気が(笑)。
あらすじはこちら

リヒター監督のサイトに、ぽちぽち書いてる撮影日記(ドイツ語)もありました。近未来モノというだけあって、「1984」とか「未来世紀ブラジル」っぽい雰囲気。

これもきっと日本でDVD化されるよね?と本国での放映前から気の早い期待。
ラベル:Thomas Kretschmann
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2009年08月28日

意志の勝利

なるほど、NSDAPのすごいプロモーションビデオであった。政権を掌握した翌年である'34年のナチス党大会の模様を撮った、レニ・リーフェンシュタール監督作。この監督さん、筋肉や男子の襟足が萌えどころだったりしないか?かくいう私の個人的絶対領域は、殿方の襟〜刈りそろえた襟足の間のナマうなじだったりする。だもんで、うっかり総統のうなじに萌えてしまった。恐るべし、リーフェンシュタールの映像マジック。

シュペーアの光の柱の演出やルドルフ・ヘスのMCっぷりでスタイリッシュな無敵っぷりを強調し、無邪気に党を歓迎する民草を撮るときには下からあおって、党幹部を撮るときは神がみそなわすかのような俯瞰中心という映像は、理屈抜きにかっこいい。
でもね、突撃隊や労働奉仕隊の宣誓のあたりは、もともとなけなしの帰属意識が雰囲気で高揚してるだけなかんじがだだ漏れ。体育祭とか文化祭とかイベントのときの一体感みたいなかんじなの。ヒトラーユーゲントや親衛隊は、たいへん誇らしげなんだけど、これまでやってきたこと・これからやることに誇りを持つというより、党に帰属した自分が誇らしいという自意識過剰なように映るのでありました。さすがに国防軍はうわついているようには見えなかったけど。そのあたりを冷徹に映像にとらえたあたりがリーフェンシュタールの底力かと思います。

まあ、なんのかんの言って、この党はいまだかつてなくクリエイティブでちょー昇り調子なんですよーというのを前面に押し出したつくり。ただでさえかなり勢いがある被写体に映像マジックが加われば無敵ですわな。具体的な野望がないけどなにかを成し遂げたいと憧れていた人は、あそこに行けば新しいことが待っていて、やりがいを見つけられるかも、と思っても不思議ではない。
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2009年08月31日

ウサ耳ヒヨコ

ティル・シュヴァイガー製作監督・主演、2009年12月3日ドイツ公開の Zweiohrküken 公式サイトのキャスト一覧にくれっちの名が。ほかにトーマス・ハインツェとかユリア・イェンチも出てる!
「トーマス・クレッチマン役」ってことは、芸能紙記者ルド&モーリッツコンビにパパラッチされるのかな。 Keinohrhasen のときのユルゲン・フォーゲル本人役みたいに本筋にからんでくれないかなー。
前作「耳のないウサギ Keinohrhasen」は結局日本では映画祭出品だけで興行公開もDVDリリースもなかったけど、この続編 Zweiohrküken (直訳すると「2つ耳あるヒヨコ」)の日本公開はどうなるんだろ。こういう屈託ないラブコメは日本ウケしないのだろうか。

海外作品配給会社が次々に倒産しちゃう昨今(ワイズポリシーやムービーアイ、ザナドゥーもかな?)、いよいよDVDスルーが増えるのかしらん。
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2009年10月21日

"Pope Joan" ワールドプレミア

うおあー
ベルリンで10/19 "Pope Joan" ワールドプレミアがあったのかー。主演のヨハンナ・ヴォカレク、それからデイヴィッド・ウェナム、ジョン・グッドマン、監督のゼンケ・ヴォルトマンがフォトコールに登場。主演のJ.ヴォカレクのチャーミングなこと。ほかに出演者のアナトール・タウプマン、イエイン・グレン、アレクサンダー・ヘルト、プロデューサーのオリファー・ベルベン(昔なつかし "Der Solist" のプロデューサー)も来てました。ついくれっちがいないか探してしまったが残念ながらいなかった模様。
さすがゲロルト様役、DWの扱いが大きくてうれしいぃ。
ワールドプレミア写真 - zimbio

公式サイト Downloads にゲロルト様壁紙がないのはなんでだー!
くやしまぎれにウィジェットを貼ってみる。↓





Bilder を選択したら画面内右or左にカーソル持ってくると矢印が出て前or後のスティル写真に移動しますよん。こちらにはゲロルト様数枚あり。
音楽もいいなあ。ぜひ日本でも公開してくれ〜!!
ラベル:David Wenham
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2009年11月29日

Bambi Award 2009

ドイツには。優れた内外の芸能人を顕彰するメディア・アワードの Bambi Award なんてものがありまして。
11/26ベルリンでの Bambi Award に顔を出してたクレッチマン。シャーミン・シャリファーと2ショット。シャリファー、なんか遠近感おかしいかと思うくらい小顔でスタイルよろしい。髪をアップにしたほうが断然いい。P.クルス系の黒髪美人好きの私としては、シャリファーのピンの写真見たかったなあ。おっさん、邪魔!と思ってしまった…ちょこっとだけど腹出してる場合じゃありませんぜ、おっさん。

ケイト・ウィンスレットが海外女優賞受賞の様子。「朗読者」のハンナ・シュミッツ役でオスカー獲得もしたしね。ブルーノ・ガンツがプレゼンター。フロアにはミヒャエル・メンデル(「ヒトラー最期の12日間」のヴァイトリング)、ユルゲン・プロホノフ(「Uボート」艦長)なんかがいてうれしい。クレッチマンも1:27あたりにばっちりうつってる。


ちなみに国内女優賞は、クレッチマンも出た "Romy" 主役のジェシカ・シュヴァルツが受賞。
ラベル:Thomas Kretschmann
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2010年02月02日

Die Paepstin 本

ドナ・W・クロスの「女教皇ヨハンナ」ドイツ語版。ドイツで映画化された'09年秋、新たに出ていたことに今頃気がついた。しかも、版元のAufbauのサイトをのぞいてみたら、本編に加え映画のスチル写真たくさん&クロス女史のあとがきが掲載されているとな。
日本amazonでお安く出てます!500ページを超える大部で写真も載ってて1,500円しないとは!この3月末までの配送料無料キャンペーンにつられて注文かけてみました。到着は2〜3週間後の2月下旬予定。さあ、ちゃんと来るだろうか。海外モノは発売から時間が経つと「品切れでしたごめんなさい」パターンに見舞われるからなあ。
…来たら来たで字面と写真を眺めるだけに終わりそうな予感〜。


ラベル:David Wenham
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2010年04月19日

Die Paepstin (Pope Joan) BD

ドイツ版ブルーレイプレミアムエディションをゲットしましたですよ。
いやー、原作の精神をそのまま生かした誠実な佳作でびっくりした!
ある女性の生涯を描いたかなりの長編小説が原作だから、登場人物も人間関係もかなり刈り込んでエピソードもかなりはしょって改変もあります。それでも140分あまりにの作品になってるけど、演出も巧みだし、さくさく進めるテンポが心地よく、夢中で観ちまいました。
やたらな恋愛モノに走ることなく原作の精神に準拠して、知ること、考えること、想像すること、愛すること、信頼すること、女として生まれついたために降り掛かる様々な障害にもめげず周囲の数少ない支えを得てひとつひとつ乗り越えていくヨハンナをノーブルに描いててツボでした。話の進め方(というか脚本)がいい具合の語り口で、観ている側の想像力を適度に働かせるのですよ。役者さんたちが演じる登場人物たちもそれぞれ芯の通ったキャラで、絡み合いが非常にスリリング。主人公ヨハンナを演じるヨハンナ・ヴォカレクは一見地味なんだけど、神が与え給うた知性で高みを目指す根性がすばらしいし、誠実さと謙虚さの奥に漢前な美しさが見えてきて、結構クセになります。人生登り坂になると必ずといっていいほど直面するとんでもない障害に対して時折見せる厳しい凶悪な目つきがまた。共演陣も、ヨハンナの天敵としかいいようのない権威主義男尊女卑DV親父の石頭っぷりとか、もうもう、悪役大賞あげたいくらい。同じ天敵でも在ローマの司教アナスタシウスなんかは柔軟性あってチャーミングとすらいえます。ゲロルトの妻リチルダは登場時間が短いものの、ゲロルトと不仲ながらもヨハンナの存在に嫉妬めらめら、かといって領主の妻だから権威を失わぬように裏から陰険に手をまわします、というキャラを美しいけど険しい表情で表現しててナイス。ヨハンナの力になる学問の師エスクラピウスとかベンヤミン修道士とかアリギスとか、ビバ!じじい!!爺萌え作品でもあります。ベンヤミン修道士がフルダの修道院から逃げるようにとヨハンナを促すエピソードは映画独自のものなんだけど、これがまた原作に出てきても違和感ないんじゃないかと思うくらいいいんだわ〜。子役ヨハンナとエスクラピウスの聖書のからしの種問答(これは原作準拠)も素敵です。教皇セルギウスを演じるジョン・グッドマンが意外にもハマり役。あの声とか押し出しの良さとかかチャーミングな笑顔が生きてたし、ヨハンナとの会話なんかもいいかんじで、やっぱ舞台に強い役者さんていいなあ。あと、ヨハンナが学校に入れるようはからう生臭坊主のフルゲンティウスが Solist でヘニングス役をやってたオリファー・ネーゲル。ある特殊効果撮影に関わってて、なかなかおちゃめですわ。
そして、なんといっても、ゲロルト様!DW、いやもう、きれいなストロベリーブロンドのめちゃめちゃハンサムで賢くて他者の意志を尊重するいい人役!!赤毛のファラミア様という感もありますが。水かけがおちゃめ。セリフに頼らずしぐさ表情だけの演技も堪能できますで。そして、殺陣もばっちりです。5対1だろうが戦っちゃいます。
そうそう、ドイツ語音声だと当然ゲロルトは吹き替えだけど、英語音声もついてて、こっちはちゃんとDWの声です。というか、もともと撮影は英語でやってます。なんで早いとこ非ドイツ語圏で公開しないんだろ?

プレミアムエディションは、ブルーレイ本編ディスク、DVD本編ディスク、ブルーレイボーナスディスクの3枚組。本編音声はドイツ語と英語、字幕はドイツ語のみ。ブルーレイ本編のほうがDVD本編より数分長いみたいだけど、まだ見比べてないので何が違うのかわかりません。メイキングはブルーレイ、DVD、どっちにもついてるけど別モノ。
そして、ボーナスディスクの目玉はやはり制作開始時クヴェルフルトで行ったプレスカンファレンス(約15分)と、トレーニングウェア姿で殺陣の練習やってるDWを見られる戦闘シーンの準備・撮影風景(約4分)。プレスカンファレンスはドイツ語でやってたので、クロス女史とDWはイヤホンつけて同時通訳を通じてやりとりを聞いてました。途中、「まじめな話してるときに邪魔してごめんねー」とDWが言っていたのは、監督のドイツ語での談話に遅れてウケてたからかな?ドイツ語がよくわからんのでなにがツボだったのか不明。
練習風景を見る限り、ゲロルト様の赤毛長髪はヅラではなく地毛のようである。ボーナスディスクは字幕なくてほぼドイツ語音声のみ、原作者のクロス女史やDWやJ.グッドマンの談話にがっちりドイツ語同時通訳音声がかぶってるよ…。

ブルーレイディスクには特にリージョンBともなんとも書いてないし、普通にうちのプレーヤーで見られたので、オールリージョンかと。
比較的大きな画面できれいな映像を他人の目を気にせずDWの活躍に悶絶しながら見られるというのはいいんだけど、この作品はやはり映画館で観たいぞ。
ラベル:David Wenham
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2011年04月17日

The Sinking of the Laconia

BBCドラマというからどうせUボートの乗組員も英語でしゃべりたおしてんだろうと思ってたら、さにあらず。プロデューサーにニコ・ホフマンが名を連ねてるし、TeamWorx や ARD が製作に関わってるということもあってか、前後編計180分の半分くらい、がっちりドイツ語でしたよ!占領パリ本部のデーニッツ提督も当然ドイツ語しゃべってますよ!英語セリフはさすがBBCドラマだけあってちとレトリカルだな〜。
Uボート野郎たちを束ねるデーニッツ提督、英語字幕が "papa Doenitz" なのがナイス。日本語的には「おやっさん」なかんじ? 潜水艦乗りあがりのデーニッツ、船乗り魂と戦局との板挟みで、渋い顔でドアップで悩んでますよ。潜水艦の保全第一というのが、かわいい「息子ども」を失いたくない口実と思えるのは欲目ですかね。ひさびさになでつけ髪のクレッチマンを堪能できました。なんでそんなに接近するのかというところも相変わらず。
愛する者を失いながらも生き抜く普通の人、人間としての誇りを持つ人、プロフェッショナリズム溢れる育ちのいい人がたくさん出てる話で、残酷な現実に直面したそういう人たちを追うカメラワークとか、きびきびとした編集とか、"My Bonnie" や "We'll meet again" といった曲をはじめ音楽の使い方がすてき。
個人的には早くも今年のベストワン認定。

▼▼▼ややネタバレ感想▼▼▼
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ラベル:Thomas Kretschmann
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2011年06月12日

Zweiohrkueken

ティル・シュヴァイガー製作・監督・主演作、Keinohrhasenの続編をDVDでゲット。
Zweiohrkueken製作中にはクレッチマンが出るというハナシだったのに、いつの間にか出演者リストから消えていて、結局出てませんでした。やはり出演者リストから消えたユリア・イェンチの姿は Deleted Scenes にありましたけど。クレッチマンはモーリッツ役のマティアス・シュヴァイグーファー監督・主演のやはりラブコメ作品 What a man に出演の機会を譲ったようです。こっちはすでにトレイラーにも登場してるので出演は鉄板。

▼▼▼ややネタばれ感想▼▼▼

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2012年03月13日

Pina

言葉になっていないから存在しないというわけではない感情を、踊ることで表現し伝えるのがピナ・バウシュのダンス。ポジティブな感情もネガティブな感情も豪快な感情も繊細な感情もすべてが際立ちながら渾然一体となって、大きなカタマリとなってストレートにどっかーんとこちらに飛んできます。3Dで。ピナ・バウシュ急逝後の撮影というから無難な回顧作品になるのかと思いきや、とんでもない。ピナが不在でも隅々までピナのミームが満ち満ちた作品でありました。

言語依存じゃないからダンサーも多国籍で、インタビューで出てくる言語もドイツ語、フランス語、ロシア語(ポーランド語?)、英語、米語、イタリア語、スペイン語(ポルトガル語?)、韓国語、あとセルボ・クロアチア語かな? ピナと同じ目線で物事を見つめるダンサーあり、踊ることでピナが見ていたものを垣間みるようになったダンサーあり。

Tanzt, tanzt sonst sind wir verloren.


とピナが言うのを聞くと、この人はほんとに感じること生きることと踊ることは直結してたんだなあと思いますだ。また、この言葉が発展途上のダンサーに向けられた場合は、私とはぐれないようにしっかり踊りなさいとも聞こえる。そのくらい求心力を感じさせるお人です。

劇場内のカメラワークもすごいが、比較的長回しの多い野外(モノレールとか工場とか、あれはヴッパタールなのかな?)での絵のほうが好みでした。だってダンサーたちの間に割って入れそうなくらいの臨場感なんだもの。

PINA


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